「本格 "書道" をもっと身近に。」
RAPHTOOL(ラフツール)は
習字、書道をもっとたくさんの人に、気軽に、楽しんでもらうための Calligraphy tool
大人も、お子様と一緒になって書道を始める、今一度向き合うきっかけに
企画から製造まで、日本で生まれた "書道具" です 2023/9~ -商標登録済-
<企画・開発 ストーリー>
(有)一成モールド 部長
氏田遼佑(ウジタリョウスケ) 34歳
・新潟県燕市生まれ
・金沢工業大学 機械工学科卒業
現在は父の経営する (有)一成モールド 新潟県三条市 で後継ぎとして働いています
高校時代、唯一得意だったことは芸術科目の分野
進路で悩んでいた時に
仕事に一生懸命だった父の背中を見て
追いかけていきたい思いから
理系大学へ進学したのち
工作機械業界を経て、家業へと入りました
大学卒業後
工作機械メーカーへ就職
工作機械は主に自動車などを構成する部品や、あらゆる工業製品を産み出すことからマザーマシンとも呼ばれています
工作機械は家業でも使われており、幼い頃から工場に行き慣れ親しんでいた私は
「機械がどのようにして作られているか」
興味が湧き、工作機械メーカーへ就職することを決意しました
転勤、出張で各地へ飛び回り
日本の製造業の熱気を肌で感じながら
慌ただしい日々を過ごしていました
約5年ののち
家業である (有)一成モールド へ入社
当社は
プラスチック製品を作るための”金型”を製作している会社です
金型でよく分かりやすく表現されるのが
鯛焼きを作る"型"
創業して30年間
お客様が求めるプラスチック製品を、
高品質に、安定して生産するための金型作り一心に取り組んでまいりました
家業に入ってからは金型のことを一から学び
現在は部長という立場でお仕事させてもらっています
なぜ書道具なのか?
小学生の頃に得意だったのが書道でした
こだわりと、誰にも負けたくないという気持ちが強く、新潟県で一番になった入賞経験がありました
その後中学、高校では書道部には入らなかったものの、
何点か入賞を経験
それからはしばらく期間が空き
社会人になった今
友人から
「子どもの命名書を書いてほしい」
と頼まれます
お店を出す友人からは
「看板を書道で書いてほしい」
と依頼が続き
自然と書道と接する機会が増えていきました
その中で感じた、
書道を始める上でのハードルの高さ
書道具を準備して
墨を磨って(今は減った?)
汚れないよう新聞紙や下敷きを敷いて
完成した作品を部屋に並べて
終わったらすぐに片付けて
筆をよく洗って、乾かして
と
失礼を承知ですが、始める上で少しばかりハードルの高さを感じたのです
「書道がしたい」
そう人に思ってもらい、
そしてもっと楽しくなるような、きっかけが作れないか
大学からものづくりに一直線
培ってきた知識・技術を駆使して
書道具を作ろう
と決心しました
金型と書道具はかけ離れてると思われますが、
書道具を作るには実は金型が必要なのです
金型が完成するまでには何十、何百と工程を踏むことでやっと出来上がります
そこには0.01mm台の精度を見極める能力が必要になるのです
工作機械メーカーにいたからこそ感じることがあります
「日本製の良い機械があれば精度の良い金型が作れるんでしょ?」
それは間違いで
良い機械があっても、扱う人の技量や管理方法によって精度は変わります
また、金型は機械加工だけでは作れず、手仕上げが欠かせません
最終的に職人によって仕上げられた金型から精度の良い
MADE IN JAPAN製品が生み出されます
大切なのは、決して"機械に依存しない"ということです
誰もが一度は経験したことのある”書道”
でも大人になるとなぜかやらなくなる書道
RAPHTOOLを通して
もっと書道を身近に感じて、これまで以上に書道を楽しんでもらいたい
そのきっかけとなりたい
そして
ものづくりによって
人を繋げて、先行きの見えない日本の製造業を元気づけたい
そんな思いを込めました
製品化に向け、
サポートいただいた方々に心から感謝いたします
[射出成形業を営む
藤田化成㈱ 藤田さん(後継ぎさん)と]
【企画・製造】
(有)一成モールド
〒955-0832
新潟県三条市直江町3-7-12
企画・統括 責任者
部長 氏田 遼佑